今、フィラリア症について考えてみよう その1 0267-63-1255 〒385-0044 長野県佐久市本新町216-15 営業時間:午前9:00~11:30,午後16:30~18:30 定休日:木曜、金・日・祝日午後
こんにちは
みなさんはフィラリア症についてきちんと理解されていますか。
理解はしていなくても、フィラリア症の予防はしているのであれば問題はありませんが、せっかくなので今日はそのフィラリア症について理解を深めてみましょう。
「フィラリア症」とは別名「犬糸状虫症」。
これは、犬の心血管内に犬糸状虫という寄生虫が寄生する病気のことを言います。
※Meiji Seika ファルマ株式会社 リーフレットより
犬糸状虫/フィラリアという寄生虫には、オス虫とメス虫がいます。
フィラリア感染犬の心臓の肺動脈というところで寄生生活を送っているのですが、ここで雌雄のフィラリア成虫が交尾してミクロフィラリア(以下、mf)という仔虫が生み出されます。
mfは、血液とともに全身の血管の中を流れます。
この血液を蚊が吸血すると、mfは蚊の体内へ移行します。
蚊の体内で成長する事で、mfは感染することができるようになります。
そして、その蚊が他のフィラリア非感染犬の血を吸血した時に、mfが犬の体内へと入り込むことでフィラリア感染が成立します。
僕が小学生の頃飼っていた犬が亡くなった病気が「フィラリア症」でした。
「フィラリア症」は、きちんとした知識を持ってきちんと対策をとっていれば怖くもなんともない病気です。
かわいそうなことをしました。
無力な自分がとても悔しかったです。
これは、僕が獣医になった理由の一つです。
みなさんは後悔のないようしっかり予防してあげてくださいね。
French bulldog wearing goggles with palm trees reflected in the lenses.
しっかりとフィラリア予防しようぜ!
ちなみに5月になりました。
当院は、開院して間も無く1周年です。
関わった皆様に感謝でいっぱいです。
今後とも、よろしくお願いいたします。
5月の臨時休診は
11日の午後です。
よろしくお願いします。