悩ましい!口腔内のトラブルについて

あおぞら動物病院

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悩ましい!口腔内のトラブルについて

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2019/07/11 悩ましい!口腔内のトラブルについて

久々の更新となってしまいましたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
今回はワンちゃんやネコちゃんの歯周病についてお話しようと思います。

全2回に分けてお送りしますね

ワンちゃんやネコちゃんは我々人間と違って、虫歯はあまり見られません。
大部分は歯周病です!


まずはワンちゃん!

 

症例1)


歯周病stage3-4

 

 

dscf1290

この状態だと、多くの歯で動揺が認められ、常に痛みを感じます。
生活の質(Quolity of life)は大きく損なわれ、元気もなくなります。

 

 

この症例は、麻酔時間を極力減らしたいとの飼い主様のご希望でした。

したがって、短時間でスケーリングのみ行いました。

 

dscf1292

かなりキレイになりました。
可能であれば、抜歯までしてあげたかったのですが、ここまでです。

しかしながら、スケーリングをしてあげるだけでも、口腔内の細菌数は劇的に減ります。

そして何より、生活の質(Quolity of life)が大きく向上します。

 

 

 

 

症例2)
歯周病ステージ1

 

dscf0529

 

早期の状態であれば、スケーリングをしてあげるだけで・・・

dscf0543

こんなにキレイになります!

 

 

 

歯の表面に付いている歯石を取ることも大切ですが、最も大切なことは、歯と歯肉の間の歯周ポケット内の歯石を除去して、口腔内の細菌数を減らすことです。結果的に口臭も改善してくれます。

 

 

全身性疾患の憎悪によっても、免疫力が落ちます。これにより、口腔内の細菌数が増えて口臭が強くなることもあったり、歯周病から続発する疾患もあります。
口臭に悩んで来院された結果、全身性疾患が発覚したということも珍しくないのです。
体の各臓器は密接に繋がっています。局所性疾患だと思っていたら全身性の疾患の氷山の一角だったということです。

 

歯に関する悩み、または歯に関することでなくても結構です!
健康上の悩みはお気軽にスタッフまでお尋ねください。

 

次回はネコちゃん編です!

 

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